学長挨拶

136回明大祭の開催にあたり、明治大学を代表して、一言ご挨拶申し上げます。

園祭は、学生諸君の日々の勉学や課外活動の成果を学内外に発表する場であり、大学の今」を多くの方に知っていただける貴重な機会です。例年約50,000人もの来場者を誇る明大祭は、本学の教育・研究・社会貢献」を学生の視点で広く社会に発信するという大変重要な役割も担っております。

年末から世界中に拡大した新型コロナウイルス感染症は、世界規模で大きな影響を及ぼし、それまで当然のことと思っていた日常」は一変しました。明大祭も参加者の感染防止等の観点から、今年はオンラインという形で開催することとなりますが、デジタルネイティブ世代」と評される皆さんのことですから、巧みなスキルと感性を存分に発揮して、かつてない斬新な明大祭を創造してくれると確信しています。

年の明大祭のコンセプトは思い描くジブン」と伺っています。夢や目標に向かってひたむきな努力を続けている人の輝きは、本人だけでなく周囲をも明るく照らし、鼓舞することでしょう。コロナ禍の先行きが見通せず、社会全体に閉塞感が漂うこの時期だからこそ、若い力で頑張る皆さんの活力を是非、広く世に発信して欲しいと願っています。

後になりますが、健康管理にはくれぐれも留意しつつ、多くの皆さんの記憶に残るような素晴らしい明大祭になることを祈念して、私の挨拶とさせていただきます。

明治大学 学長 大六野耕作