明大祭は明大生が輝き、来場者が楽しみ、お互いが共に創り上げてきた長い歴史を持つ祭です。しかし、4年前から世界を揺るがした未曾有の災禍は我々大学生にも直撃し、明大生は表現したいことが思うようにできず、みなさまにそれを十分に受け取っていただくことも叶いませんでした。今年度はそのような制限下での明大祭しか経験したことのない学生のみが参加する挑戦と挽回の年です。今までの、「やりたいことがあるのにできなかった」というフラストレーションを爆発的なエネルギーに変えた今年の明大祭は「一祭合彩」をコンセプトにお送りいたします。
この4年の間に明大祭の伝統が途切れてしまった部分もあるかもしれません。しかしながら、我々明大生はそういった境遇に負けず、情熱に動かされて今日まで活動してまいりました。晴れ舞台のキャンパスで、学生一人ひとりが持つカラーが彩り輝き、その個性・情熱・躍動を感じていただけることと思います。ご来場のみなさまが、より多くの明大生の彩りを感じ、一緒に明大祭を盛り上げてくだされば、これ以上幸せなことはありません。
最後になりますが、今年も明大祭を開催することができたのはひとえにご支援いただいた周辺地域にお住まいのみなさま、校友のみなさま、保護者のみなさま、企業のみなさま、教職員のみなさまなど多くのみなさまのご理解・ご協力によるものでございます。明大生および明大祭実行委員会を代表し厚く御礼申し上げます。

第139回明大祭実行委員会委員長

情報コミュニケーション学部3年